衛生士の日々の仕事

病と老化と治療について(治療編)

2015-02-14

歯科医師の私が口の中をどのような機能で分けているかは、以下のようになります。

1.歯根膜・顎骨(歯を支えているところ、細胞の新生が重要)

2.咬合筋(燃焼)

3.唾液の量と質(消化、免疫)

4.歯と三叉神経のセンサー

5.味覚(食物の選別)

1が弱いと歯が抜けるのが早く、義歯になります。

2が衰えるとせっかく歯があっても舌を噛んだり食物を上手く咀嚼・嚥下できなくなります。

3に問題があると歯周病が進行しやすく、虫歯もできやすくなります。

食事の量が減少し、力が衰え、軽度の歯周病であっても5つの要素のバランスが良いと必要な機能は維持され安定します。これは病ではなく老化なので、機能的な訓練が重要になってくると考えています。

歯科治療においては、一度治療してもまたぶり返して悪くなるというような経験をされた方も多くいらっしゃると思いますが、口の中の問題は様々な要素を考え合わせることで解答をだしていくことが可能ではないかと考えています。

~  内向的な謎の院長~

 

 

 

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